水温が下がり始める秋になると、読谷村の残波海岸と恩納村の真栄田岬といった中部西海岸の磯際に高速回遊のマンビカーが現れるようになる。本来は、パヤオなど水深のある場所でよく釣れる船釣り対象魚。ヒットすると何度も海面上に踊り出すスリリングなアクションで在沖の外国人アングラーにも大人気となっている。数十匹の群れをなして、餌となる小魚を追って灯台が設置された岬周辺の荒磯付近へ寄り付くので、朝の食事タイムを狙って多くのルアーマンが連日繰り出した。

中城湾にて118センチ、9・25キロのサワラを釣った金城千代和さん=10月16日

与那原海岸で72.5センチ、3.52キロのオニヒラアジを釣った瀬底長和さん=10月24日

残波岬で125・5センチ、11キロのマンビカーを釣った上原義徳さん=10月25日

那覇一文字で40センチ、1.21キロの尾長グレを釣った山田隆太さん=10月29日

今帰仁海岸で53センチ、2キロのタマンを釣った金折貴洋さん=11月1日

慶良間白岩で65センチ、5.5キロのジキランカーハジャーを釣ったラファエル・デービッドさん=10月24日

中城湾にて118センチ、9・25キロのサワラを釣った金城千代和さん=10月16日 与那原海岸で72.5センチ、3.52キロのオニヒラアジを釣った瀬底長和さん=10月24日 残波岬で125・5センチ、11キロのマンビカーを釣った上原義徳さん=10月25日 那覇一文字で40センチ、1.21キロの尾長グレを釣った山田隆太さん=10月29日 今帰仁海岸で53センチ、2キロのタマンを釣った金折貴洋さん=11月1日 慶良間白岩で65センチ、5.5キロのジキランカーハジャーを釣ったラファエル・デービッドさん=10月24日

 捕食しているエサを想定し、色や形などのサイズ感、印象的な泳ぎ方を演出させるウエートバランスに優れた理想のルアーを選択することが最も重要。背がカラフルで腹部分はきらびやかなグラデーションを持つツートン配色のジグが人気で、遠投性を考えると100グラム前後が基本となるようだ。

 夜明け前、ナブラが起きる瞬間を待つアングラーが磯際で待機。食い気立つマンビカーの群れが現れると、ダブル・トリプルヒットも出現する秋の風物詩となっている。

 西原海岸から4キロほど沖合の中城湾にシーガマと呼ばれる周囲から一段浅くなったポイントがある。海底からせり出した状態がつくり出す小高い山上の天然地形で、水温が高い時期は水深15メートルラインでヒラーグルクンが群れ、過去にはヨナバルマジクが1日に7匹ヒットするなど、釣り人を楽しませているポイントになっているという。

 国際旅行社南部観光センターに勤務する金城千代和さんは、定員6人の小型船で常連客を乗せて、レジャーフィッシングを楽しませていると話す。10月16日もなじみ客の夫婦らとヒラーグルクンを狙って馬天港から出船。30匹ほどの良型サイズを釣って楽しんだ。お昼すぎ、頭だけが残ったグルクンを見て、大物の到来を予見。ハリス20号、タマン針20号に掛けた生き餌を流すと、胃袋にグルクンの胴体を飲み込んだ状態の118センチ、9・25キロのサワラを釣り上げた。(名嘉山博 釣りPower)