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  • 再開発の折り合いがつかない状態が続いていた沖縄三越・HAPiNAHA跡
  • 「食」がテーマの観光施設として再稼働、12月開店を目指し工事が進む
  • 多彩な料理や実演販売のほか、キャッシュレスの仕組みも導入予定

 那覇市国際通りの沖縄三越跡で昨年6月まで複合型観光商業施設「HAPiNAHA(ハピナハ)」として営業していたビルが、「食」を中心に日本や沖縄の魅力を発信する観光商業施設として再稼働することが15日、分かった。外国人観光客をメインターゲットに、各地の物産や日本の文化を体験できるメニューを提供する。輸出入業などを手掛けるユイマーケット(那覇市、大橋央貢社長)が運営に関わり、12月1日の開店を目指している。

改装工事が進む複合型観光商業施設「HAPiNAHA(ハピナハ)」跡=15日、那覇市牧志

 運営関係者によると、日本各地の物産やグルメを一同に集めた「食のテーマパーク」のような施設となる。フォトサービスやステージイベントなどで日本の文化を体感できるサービスも展開。地下1階から2階までの3フロアにすしや焼き肉、ラーメンなど幅広いジャンルの約50店舗が入居する見込み。マグロの解体などの実演販売でも集客を強化する。

 また、入館の際に発行されるQRコードで買い物ができ、退館時に一括会計する「キャッシュレス」の仕組みも導入し、利便性向上や購買促進につなげる。

 滞在時間の少ないクルーズ船客らの需要を見込んでおり、観光関係者との調整も進めている。開店に向け改装工事やスタッフの確保などが急ピッチで進められている。

 ハピナハは2015年3月にオープン。吉本興業の常設劇場「よしもと沖縄花月」「沖縄おもろおばけ屋敷」が入居するなど、エンターテインメントを充実させた。旧沖縄三越と地権者との賃貸借契約の関係で、17年6月まで2年3カ月の期間限定営業となっていた。しかし、その後の跡地の再開発計画を巡って関係者間の折り合いが付かず、長期化が懸念されていた。こうした中、ハピナハを運営していたリウボウ商事が、施設の再稼働を模索していた。