【読谷】ニライ消防本部は9日、台風時の給油に貢献したとして古堅給油所を運営する有限会社ふるげん(嘉手川繁正社長)に感謝状を贈った。ふるげんは同消防本部と災害時消防協力事業所協定を結んでおり、台風24号が接近した9月29日、臨時休業中にもかかわらず災害対応する消防車両に給油した。協定を結んだ事業所で感謝状を受けたのは初めて。

ニライ消防本部から感謝状を受け取った古堅給油所の嘉手川彦所長(中央)=9日、嘉手納町・同消防本部

 同給油所の嘉手川彦(ひこし)所長は「災害時に役に立って良かった。今後も地域のために要請があればぜひ協力したい」と話した。

 災害時消防協力事業所制度は、消防本部だけでは対応が困難な大規模災害時に民間事業所に協力を要請する制度で、同消防本部は土木やドローンなど38事業所と協定を結んでいる。今回、ニライ管内で制度を活用した初めてのケースとなった。

 9月29日は台風の影響で出動が多かった上に、給油所が軒並み休業していたため消防車両の燃料が不足。同消防本部はふるげんに給油の協力を要請した。

 古堅給油所も臨時休業していたが、風雨が弱まった時期を見計らって消防車両4台に給油した。また翌30日にも消防署の発電機などに給油した。

 感謝状の贈呈式で、同消防本部嘉手納消防署の古見哲也署長は「大変な時に協力してもらいありがたい」と礼を述べた。