やぎラーメンにやぎボロネーゼ―。多彩なヤギ料理を提供する「やぎとそば太陽」が沖縄県うるま市にある。仲西洋陽(ひろや)代表は「ヤギ料理好きより、食べたことがない人の方が多い」と市場分析。初心者をターゲットにヤギ料理13品をそろえ、昨年2月に開店。自家農場で育てる肉質へのこだわりは愛好家にも人気で、売り上げは右肩上がり。今年10月は前月比1・5倍となった。来年3月には沖縄市内に2号店オープンも目指す。(政経部・照屋剛志)

人気メニューの一つ「やぎラーメン」

第2回ガチめしグランプリで最高賞を獲得した「やぎボロネーゼ」

やぎカレーも自慢の一品

アイデア料理のやぎピザ

ヤギ肉の鉄板焼き

人気メニューの一つ「やぎラーメン」 第2回ガチめしグランプリで最高賞を獲得した「やぎボロネーゼ」 やぎカレーも自慢の一品 アイデア料理のやぎピザ ヤギ肉の鉄板焼き

 仲西代表は物流会社に勤めていた2015年、ヤギ肉の価格上昇に着目し、ヤギの飼育を開始。トウモロコシやハーブ、もろみ粕かすを混ぜ合わせたエサにこだわり、40頭のヤギを育てている。

 ヤギ料理は、14年のヤギ肉と血圧上昇の関係を否定した研究成果や、観光客の増加などで人気が一気に高まった。ヤギ肉は高値取引が続いていた。

 16年にはキッチンカーでヤギ汁の移動販売も始め、事業を広げた。物流会社の休日を利用して、各地の祭りなどに出店。1日に40杯を売り上げる人気ぶりだったという。

 「ヤギ料理を食べたことのない人を取り込めば市場が一気に広がる」とにらんだ仲西代表は、初心者向けにやぎラーメン(1080円)を開発。ヤギ汁をベースにゆずやコショウ、みそでヤギ特有の香りを抑え、ネギ油でラーメン風に仕上げた。

 昨年1月に開かれた飲食店がメニューのおいしさを競う第1回ガチめしグランプリで最高賞を受賞。「初心者の需要も取り込める」と確信を持ち、物流会社を退職して店舗を開いた。

 店舗では2カ月に1回、愛好家を招き、ヤギ料理の研究会を開き、イタリアンシェフらと新たなメニューを考える。これまでにリゾットやピザ、串焼き、焼きそばなどを開発してきた。

 やぎボロネーゼ(1080円)は4日かけて煮込んで柔らかくし、細かい骨を取り除いたヤギ肉が、トマトソースに合うと好評。第2回ガチめしグランプリで最高賞に輝いた。

 仲西代表は「初心者から愛好家まで多くの方においしいヤギ料理を提供したい」と意気込む。電話098(965)3133。