沖縄県子ども未来政策課は20日、経済的に厳しい世帯の小中高校生の学習を支援する「無料塾」の受講者と保護者へのアンケート結果を公表した。

高校生の追加募集がある教室

 小中学生の受講者の82%と、高校生の受講者の77%が塾に通って「良かった」と回答した。多くの小中学生が教室に通う前に比べ、「勉強が楽しい」「頑張れば報われる」との気持ちが高まり、学習意欲や自己肯定感が向上していることも分かった。

 無料塾は子育て総合支援モデル事業の一環で実施。アンケートは今年3月に行い、2017年度の受講生のうち小中学生377人(回答率87・8%)と高校生137人(同44・7%)が回答した。保護者は小中学生が156人(同49%)、高校生は126人(同41・1%)が回答した。

 小中学生に塾に通う前と今の気持ちを5段階で聞いたところ、「勉強が楽しい」は通う前の2・40から3・45に上昇。「頑張れば報われる」も2・73から3・60に上がった。高校生へのアンケートでは、学校以外で勉強する時間は1日当たり1時間以内が37人で最も多かったが、3月時点では2時間以上が68人で最多だった。

 小中学生の保護者は「とても良かった」「良かった」が計96%で、高校生の保護者は86%だった。

 同事業の対象は、小中学生が準要保護世帯の児童・生徒で、高校生は児童扶養手当受給世帯などの生徒。17年度は中学3年生149人のうち147人(98・6%)が高校に合格し、高校3年生169人のうち136人(80・5%)が大学や専門学校に合格した。

 高校生の無料塾では、那覇市泊の那覇教室(要相談)以外の10教室で11~19人分の空きがあり、受講生を募集している。