沖縄県国頭村安田にあるヤンバルクイナ生態展示学習施設で公開されてきたヤンバルクイナのキョンキョン(7歳、雌)が25日引退する。やんばるの生態系を守る必要性を訴えるメッセンジャーとして2013年9月の施設開所時から、訪れた約8万人を魅了してきた。心臓疾患が見つかり、今後は安田の環境省ヤンバルクイナ飼育・繁殖施設(非公開)で生活する。

約5年間の「活動」を終えるキョンキョン=国頭村・安田のヤンバルクイナ生態展示学習施設

約5年間の「活動」を終えるキョンキョンを一目見ようと多くの人が訪れた=23日、国頭村・安田のヤンバルクイナ生態展示学習施設

約5年間の「活動」を終えるキョンキョン=国頭村・安田のヤンバルクイナ生態展示学習施設 約5年間の「活動」を終えるキョンキョンを一目見ようと多くの人が訪れた=23日、国頭村・安田のヤンバルクイナ生態展示学習施設

 三連休の初日23日は、引退前のキョンキョンを見ようと家族連れなど多くの人が訪れた。パッと駆け出したり、窓際まで近寄り来場者を眺めたりするキョンキョンのしぐさに、歓声が上がった。

 安田小学校に通う金城洸愛(ひろな)さん(5年)と晄辰(こうしん)さん(2年)は「何回も見てきたから、また会いたい」と寂しげ。沖縄旅行中に訪れた石井千佳さん(45)は「初めて見たが、かわいい」と目を細めた。

 解説員の宮里二三代(ふみよ)さん(50)はキョンキョンとの思い出を振り返り、「普通のヤンバルクイナに戻ります」と話した。26日からは1歳の雄(名前は募集中)がメッセンジャーの役割を引き継ぐ。