コワーキングオフィス事業のマッシグラ沖縄タイムス(金子智一社長)は27日、那覇市久茂地のタイムスビルで12月1日に開業する「howlive(ハウリブ)沖縄タイムスコワーキングスペース」のオープニングイベントを開いた。県内企業の経営者らが、県内経済の現状や、ビジネスチャンスのとらえ方について意見を交わした。
「沖縄経済3・0 デザインとブランディングから見る沖縄ビジネス最前線」と題し、リウボウホールディングスの糸数剛一会長、インターリンク沖縄の豊川明佳専務、フトン巻きのジローの森下洋次郎代表が、それぞれの事業を紹介。各事業から見た県内経済の状況を解説した。司会は沖縄タイムス政経部の宮城栄作部長が務めた。
糸数会長は「リウボウの戦略は沖縄というブランドの強みを徹底的に生かすこと」と説明。チャンプルー文化、リゾート、長寿という沖縄の強みが「世界から注目されている」と説いた。
豊川専務は豆腐ようをブランディングし、贈答品として販売している同社の取り組みを紹介。「地域資源にこだわって、ここにしかできない物づくりをしていきたい」と話した。
森下代表は、敷布団をコインランドリーで洗うという新たな市場を創出した経緯を説明。「沖縄発で全国展開し、3年後には300店まで拡大したい」と抱負を述べた。