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あの少年がヒーローに 山川MVP! 沖縄初快挙に祖母「生まれてよかった」

2018年11月28日 10:17

 今季のプロ野球のタイトル獲得者らを表彰するNPBアワーズが27日、東京都内で開かれ、最優秀選手(MVP)にパ・リーグは西武の山川穂高内野手(27)=中部商高-富士大出=が初めて選出された。沖縄県出身選手のMVP受賞は史上初の快挙。セ・リーグは広島の丸佳浩外野手が2年連続で選ばれた。

MVPを受賞し、笑顔で握手を交わす広島・丸(左)と西武・山川=東京都内のホテル

孫の山川穂高選手のパ・リーグMVP初受賞に笑顔の仁和さん(右)、幸子さん=27日、久米島町

MVPを受賞し、笑顔で握手を交わす広島・丸(左)と西武・山川=東京都内のホテル 孫の山川穂高選手のパ・リーグMVP初受賞に笑顔の仁和さん(右)、幸子さん=27日、久米島町

 山川は47本塁打を放って初のタイトルを獲得し、西武の10年ぶりのリーグ制覇に貢献した。「めっちゃうれしかった」と満面の笑みで受賞を喜んだ。

 MVPと新人王は日本シリーズ開幕前までのプロ野球担当記者らによる投票で決まる。今年の有効投票総数はセが294票、パが258票。MVPは山川が148票、丸が241票の1位票を集めた。

思いがけないプレゼント

 今季最も活躍したプロ野球選手に贈られるMVPに、那覇市出身の西武・山川穂高選手(27)が選ばれた27日、県内の家族や関係者は喜びに沸いた。

 「きょう、生まれてよかった」。久米島町に住む、山川選手の祖母・幸子さん(73)はしみじみとつぶやいた。この日が誕生日。孫からの思いがけないプレゼントに、普段は写真に写りたがらない夫・仁和さん(77)と共に、にこやかにお祝いの記念撮影に納まった。

 吉報を受けたのは2人で夕飯を食べていた午後7時ごろ。山川選手の母で夫妻の娘から電話で伝えられた。

 3・4月と9・10月の月間MVP、県勢初の本塁打王、パ・リーグ制覇と記録ずくめの1年だった。極め付きはMVP。仁和さんは「思えばチームの優勝パレードも穂高の生まれた勤労感謝の日。何か巡り合わせがある」とほほ笑んだ。

 幸子さんは山川選手について「気持ちが広くて穏やかで、本当にいい子」とうれしそうに語る。小学生の時は年賀状に「僕は大きくなったらプロ野球選手になります」と書き、会うと「しにいっぺーホームラン打つからよ」と朗らかに宣言していたという。

 幼い頃からの夢を追い、着々と大打者へと成長している孫に、2人は「好成績が残せたのは、1年間ずっと元気だったからこそ。それが何より祖父母として喜ばしい。本当におめでとう」とにっこり笑った。

「あの少年がヒーローに」

 少年野球「首里マリナーズ」時代に山川選手を指導した島袋守さん(51)=那覇市=は「沖縄の誇りだ」と声のトーンを上げた。

 「ぽっちゃりした普通の子」だった山川選手の快挙に「努力が実ったと思う。沖縄の野球少年たちの目標になる」と話した。

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