那覇市久茂地のタイムスビルに開業する「howlive(ハウリブ)沖縄タイムスコワーキングスペース」で28日、女性の貧困を研究する琉球大学の上間陽子教授と、ヤンキー文化に詳しい社会学者の打越正行さんのトークイベントがあった。

沖縄社会の課題を議論する(左から)上間陽子さん、打越正行さん、平良斗星さん=28日、那覇市久茂地のタイムスビル

上間陽子氏と打越正行氏がトークイベント

 12月1日の開業に向けたイベントの一環。進行は公益財団法人みらいファンド沖縄の平良斗星さんが務めた。

 打越さんは「ヤンキー」と呼ばれる少年の多くが建築業界で働くことを挙げ「常に景気に左右される環境で、精神的な不安を家庭に持ち込む人は多いのでは」と指摘。「職場と地元の人間関係がかぶっているので先輩後輩の関係性がそのまま維持され、暴力が起きやすい」と説明した。

 上間さんは若年出産の女性の調査で、多くが中学生の時にキャバクラで働いた経験があることを紹介。低賃金で働かされ、周囲の大人から性暴力を受けていた女性もいたという。「そんな職業観が記憶に刻まれ『あの頃よりはまし』という考え方がある。

 さらに子どもを育てないといけないから、低賃金の風俗でも働く」と話し、「中学生からキャバクラで働く子をなくすため、学校がそういった子を排除しないような環境をつくることが重要だ」と指摘した。