胃心地いいね

コザの懐かしい味、タコライスで再現 宮古島市平良下里「フード&ドリンク「ラディックス」」

2018年12月1日 07:30

 泡盛のかすかな風味に、ピリリとした島トウガラシの効いたトマトソースが味を引き締める。店一押しのタコライス(680円)はかつて沖縄市の空港通りにあった軽食店「ナインティースホール」の味を目指して工夫を重ねる一品だ。店主の下地こずえさん(46)が夫の学さん(50)の記憶を頼りに調理する。20代から30代にかけてコザのバーで働いていた学さんが仕事帰りに食べた忘れられない味で「ひき肉がホットソースでしっかりと味付けられていた。昔懐かしのこの味を宮古島で再現したい」と話す。

島トウガラシを使ったトマトソースで味わうタコライス

心地よい音楽を聴きながらくつろげる空間づくりに力を入れる「ラディックス」店主の下地こずえさん(左)と夫の学さん=宮古島市平良下里

ラディックスの場所

島トウガラシを使ったトマトソースで味わうタコライス 心地よい音楽を聴きながらくつろげる空間づくりに力を入れる「ラディックス」店主の下地こずえさん(左)と夫の学さん=宮古島市平良下里 ラディックスの場所

 店舗は独自で選別した豆を専門店で焙煎(ばいせん)したコーヒーも売り。深入りでビターな味わいの「ラディックスコーヒー」(420円)やマイルドな「ブレンドコーヒー」(400円)などがあり、食後の一杯を楽しむことができる。

 学さんは宮古島を拠点に活動する人気ジャム・ファンク・バンド「ブラック・ワックス」のプロデューサーとしても知られる。店内には学さん選曲の音楽が流れ、書棚には雑誌や漫画本がびっしりと並び、「ブックカフェ」のような雰囲気だ。ランチは日替わりで2種類の定食メニューがあり、手作りパンのサンドイッチなどのメニューも充実。レジ横ではオリジナルの菓子パンも売っており、お土産に最適だ。

 2014年にオープンした店は5年目に入り、子どもから年配まで幅広い地元客が利用する。店名のラディックスはラテン語で「根」との意味で、人との縁を大切にしたいとの思いが込められている。多くの人との出会いを大切に、夫婦で店を営む。(宮古支局・仲田佳史)

 【お店データ】宮古島市平良下里574の4。営業時間は午前11時から午後5時(ラストオーダーは午後4時)。不定休。電話0980(79)0877。

  連載「胃心地いいね」の記事をまとめたグルメサイトの試験版がこのほど、開設された。サイト名は「Dikitoon.com(ディキトーン・ドット・コム )」。2003年の企画開始からの過去記事のうち約250件を掲載。地図検索もでき、現在地から近い飲食店も探せる。利用者の反応を見ながら、改善を続け、完成を目指す。アドレスは https://www.dikitoon.com/

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