【うるま】市安慶名の中部農林高校北側で整備が進められていた環状交差点(ラウンドアバウト)の開通式典が11月29日に開かれ、集まった約70人の関係者は新たな交通拠点の全面開通を祝った。県道8号から安慶名赤道線へ抜ける約830メートルの「安慶名3区線」整備事業の一環で、県内での運用は糸満市の糸満ロータリーに続き2番目。中部地区では初めてとなる。

うるま市安慶名で全面開通したラウンドアバウト(うるま市役所提供)

 ラウンドアバウトは交差点の中央に円形地帯が設けられた信号機のない円形交差点の一種。車両は円形地帯の周囲を時計回りに通行し、行き先の道路に左折する。整備費は約8千万円で、円形地帯にはうるま市の市章があしらわれている。

 市によると、右折事故や正面衝突事故が発生しなくなるほか、信号待ちの時間がなくなり交通が円滑化されるという。

 式典に参加したうるま警察署の與儀淳署長は「台風24号では市内各地で信号がつかない被害があったが、ラウンドアバウトは信号機がないため災害時の対応力が向上する」と話した。

 安慶名土地区画整理審議会の冨里朝健会長は「糸満ロータリーや嘉手納ロータリーのように地域のシンボルになるのではないか。交通が便利になることで地域活性化につながってほしい」と期待した。

 市は25日まで、交通量の多い時間帯に合わせて交通安全指導員を配置する。