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沖縄県の行政指導受け中断 新基地土砂積み込み 桟橋工事完了の届け出なし

2018年12月5日 07:31

 沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り、同市安和の琉球セメントの桟橋で3日にあった沖縄防衛局の土砂搬出作業が県公共用財産管理規則などに違反するとして県が使用停止を行政指導したことを受け、4日は桟橋での積み出し作業は実施されなかった。今月14日の土砂投入を発表している岩屋毅防衛相は、作業を一時中断する考えを明らかにした。県は桟橋への立ち入り調査を琉球セメントと調整している。

土砂の搬出予定場所と辺野古

辺野古の埋め立てに使う土砂を運び出すために使われる桟橋。4日の作業は中断された=3日、名護市安和(朝日新聞社提供)

県の行政指導の内容

土砂の搬出予定場所と辺野古 辺野古の埋め立てに使う土砂を運び出すために使われる桟橋。4日の作業は中断された=3日、名護市安和(朝日新聞社提供) 県の行政指導の内容

 県は県公共用財産管理規則に定められた桟橋設置の工事完了届がないまま作業をしたのは違法としている。琉球セメントは3日午後に届けを提出したが、県は受理していない。受理は追加資料の提出を求めた上で内容を確認し、立ち入り調査を実施した後とする方針。受理まで作業は着手できないが、資料確認や立ち入りに要する日数は明らかになっていない。

 また県は、千平方メートル以上にわたって土砂を置く場合に必要な県赤土等流出防止条例に基づく事業行為届け出も出されていないとし、文書で提出を指導する考え。届け出があれば、県が審査する45日間は作業ができない。4日現在、届け出はない。

 玉城デニー知事は4日の県議会代表質問で「辺野古新基地に反対する民意が繰り返し示される中で違法に土砂を投入することは断じて許されない」として、規則や条例に基づき対応する考えを示した。

 岩屋防衛相は4日の会見で県の指摘を受け「もし不備があれば改めるべきは改めた上で、14日の投入に影響がないよう進める」との考えを示した。

 この日、桟橋での作業は確認されなかったが、新基地建設に反対する市民約40人が午前7時から監視を開始し「県の許可を得ない作業は違法だ」と抗議の声を上げた。

 一方で、辺野古の海上では「K9」護岸の上に置かれていた石材を撤去し、スペースを広げる作業が始まった。3日に安和桟橋から積み出した土砂はK9護岸から陸揚げする予定で、受け入れの準備とみられる。

 キャンプ・シュワブにはゲートから計253台の工事車両が入り、資材などを運んだ。市民90人が座り込んだが、機動隊に強制排除された。

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