女性的なのかもしれないが、私にとって、大好き、幸せ、愛している、とか、怒りや悲しみ等、理屈では説明できない「感情」がとっても重要。もし「理性」を失ったとしても、感情があれば生きていける気さえしている。

映画「銃」

 一方、銃を持つことで崩壊する「理性」に焦点を当てたこの作品は、実に男性的。男性にとっての、理性の重要性が、ひしひしと伝わる。

 暗い過去を持ち、繊細で、傷つきやすく、悲観的な大学生の男の子が、銃を拾ったことから始まるこの物語。世間に対して「銃」という最大の秘密を抱え、悦に浸る愚かな青年は「理性を失った時点でthe end」そんなゲームをしてるかのよう。

 ただ、壊れていく美男子は実にセクシーで魅力的。主演の村上虹郎君に、銃で撃ち殺してほしい、そんな感情に包まれましたとさ。(桜坂劇場・下地久美子)

桜坂劇場で8日から上映予定