沖縄県うるま市の女性暴行殺害事件で、被害女性の遺族らが7日、遺体が遺棄された恩納村安富祖の雑木林に設置されている献花台などを片付けた。三年忌が終わり、一つの区切りとして整理することを決めたという。同日午前、現場を訪れた遺族らは線香を上げ、手を合わせた。

献花台を前に手を合わせる遺族ら=7日、恩納村安富祖

 現場には事件直後から多くの人々が訪れ、花や飲み物を供えた。その後、被害者支援に携わる職員や自治体、警察などが協力して献花台を設置。関係者によると、遺族から11月ごろ、撤去したいと要望があったという。

 現場には、きょうも多くの花や飲み物が手向けられていた。遺族は午前11時すぎに到着。静寂な空間に遺族のすすり泣く声が響き、母親はハンカチでまぶたを押さえ続けた。

 約30分後、警察やボランティアなどが献花台の片付けを始めた。安富祖区の松崎正也区長(36)は「忘れてはいけない痛ましい事件。遺族の方には前向きになってほしい」と願った。

 事件は2016年4月に発生。殺人など三つの罪に問われた元米海兵隊員で軍属だった被告(34)の無期懲役判決が、今年10月に確定した。

献花や清掃協力「皆さまに感謝」

 被害女性の父親は7日、代理人の弁護士を通じ、「献花に来てくださった皆さまと支援してくださっている皆さまに感謝申しあげます」とのコメントを発表した。

 地元の人々らが献花台の清掃や片付けに協力したことで、「きれいに保たれていました。本当は私たちがやらなければならないのですが、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです」と心境を明かした。

 「三年忌も終わり、区切りとして、献花場を片付けることにいたしました」とし、「皆さまの温かい気持ちに感謝しかありません。これからも娘を思い供養していきます」とつづった。