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米軍ずさんな銃管理 「一人で歩くの怖い」 沖縄・読谷村長抗議へ

2018年12月9日 08:27

 拳銃を所持した脱走兵が逮捕された沖縄県読谷村宇座の集落は、観光施設やホテルが立ち並ぶ一帯から直線距離で約500メートル。海が望め、サトウキビ畑に囲まれた風光明媚な地域で、米軍関係者の住宅も目立つ。脱走兵が逮捕された6日午後6時ごろは、複数の住民が集落内で米軍のパトカーや米軍関係者らの姿を目撃していた。(中部報道部・篠原知恵)

脱走兵が逮捕された6日夕、米軍の捜索関係車両とみられる車が複数台停まっていたという現場。右手に公園があり、8日午後は子どもたちが遊んでいた=読谷村宇座

米軍関係車両が複数台目撃された場所

脱走兵が逮捕された6日夕、米軍の捜索関係車両とみられる車が複数台停まっていたという現場。右手に公園があり、8日午後は子どもたちが遊んでいた=読谷村宇座
米軍関係車両が複数台目撃された場所

 「大雨で暗くなる中、見慣れない米軍パトカーが赤色灯をつけずに何度もウロウロしているから不思議だった」

 銃を持った脱走兵が付近にいるとはつゆ知らず、当時、自宅前で迎えの車を待っていたという女性(65)は言葉を失った。

 自宅向かいの宇座農村公園前に見慣れない車両が複数台停まっているのを目撃した別の女性(70)も「軍人と日本人が交通事故を起こしたのかと思った」と振り返る。物々しい様子に、関係者らしき人物に「何があったか」を聞いた住民もいたが、教えてもらえなかったという。公園はいつも地域の子どもが野球練習に励んだり、高齢者がソフトボールを楽しんだりする場所。女性も日課のウオーキングで足を運ぶが「1人で歩くのが怖くなった」と話す。

 女性の夫(75)によると数年前にも、米軍関係者の住宅に招かれた地域住民が銃を発見し、軍警察が回収する問題になったことがあったという。夫は「30年以上住んでいるが、米軍関係の居住者が増えたと感じる。向かいの米軍住宅に住んでいる人の顔さえ分からなく、不安が増している」と声を落とした。

 宇座集落の一帯は、米軍に強制接収され、1970年代に返還された。約30年前から戦前に住んでいた人たちも戻りつつあり、宇座自治会の山内高雄会長(64)によると、集落内の約180世帯中、米軍関係者が30~50世帯ほどを占める。山内会長は「基地がある故の弊害で憤りを感じる。隣近所の米軍関係者と良い付き合いをしたくとも、こういう事件があると警戒せざるを得ない」と語った。

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