沖縄タイムス顕彰公演「第17回佐藤太圭子の会」が9日、浦添市の国立劇場おきなわであり、琉球舞踊太圭流家元の佐藤太圭子さん(74)が磨き上げた舞で観客を魅了した。沖縄タイムス社主催。協賛は五井平和財団、ぬちまーす、リザンシーパークホテル谷茶ベイ。

「諸屯」を舞う佐藤太圭子さん=9日、浦添市・国立劇場おきなわ(下地広也撮影)

 自身による独舞は古典女踊「諸屯」や創作「綾」、古典二才踊「高平良万歳」、雑踊「鳩間節」を披露。古典、創作ともに物語性を色濃く感じさせる佐藤さんならではの表現で舞を描いた。

 佐藤さんは公演後、「心のこもった拍手をいただき、舞台でずっと感極まっていた。共演してくれた各流会派の先生とお弟子さんたちのおかげ」と涙を流しながら感謝を述べた。

 重要無形文化財「琉球舞踊」保持者による「かぎやで風」や各流会派の中堅・若手たちによる群舞が節目に花を添えた。

 沖縄タイムス社の顕彰公演は琉球古典芸能の分野で著しい功績のあった実演家を対象に開かれ、佐藤さんで18人目。沖縄タイムス社の創刊70周年企画の一環。