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普天間飛行場で汚染指摘の有害物質、横田基地でも漏出 井戸から高濃度のPFOS

2018年12月10日 12:10
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  • 横田基地で2010~17年、泡消火剤が3161㍑以上漏出。土壌汚染の恐れ
  • 普天間飛行場で汚染が指摘される残留性フッ素化合物を含んでいた
  • 偶発的な漏出と数十年にわたる消火訓練で散布された恐れがある

 【ジョン・ミッチェル特約通信員】在日米軍司令部のある米軍横田基地(東京)で2010~17年に漏出した残留性有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)を含む泡消火剤の量が、少なくとも計3161リットルに上ることが分かった。同基地の16年の調査では、基地内の井戸水から高濃度のPFOSも検出されていることも分かった。

2012~17年に米軍横田基地で起きた漏出事故

 普天間飛行場内での汚染が指摘されているPFOSが、別の米軍基地からも漏れ出ている懸念が強まった。

 米国情報公開制度により本紙が入手した記録によると、同基地で12年、泡消火剤3028リットルが貯蔵タンクから土壌に漏出した。

 文書では、同剤が「新たに知られるようになった環境汚染物質」のPFOSを含むと指摘しているが、漏出は日本側に通報されなかった。同年は95リットルが漏れる別の事故があったほか、10年にも38リットルの同剤が漏出する事故もあった。

 一方、同基地の内部向け文書によると、基地内11の井戸から16年に採取した水を検査した結果、PFOSと、類似のフッ素化合物PFOA(ピーホア)を合わせた汚染物質の量は最大35ppt(1pptは1兆分の1)だった。

 米環境保護局(EPA)の生涯健康勧告値はPFOS・PFOA合計で70pptだが、米保健当局は6月の報告書でPFOSの含有上限を7ppt、PFOAは11pptと勧告。また米バーモント州は7月、飲料水のPFOSと類似物質の含有量勧告値を20ppt以下とした。

 横田基地のPFOSを巡っては、05年にも京都大学大学院医学研究科などのチームが、多摩川で最大440pptのPFOSが検出されたことと同基地からの排水を関連づける論文を『エンバイロンメンタル・サイエンシズ』誌で発表した。

 泡消火剤の偶発的な漏出に加え、同基地にある消火訓練区域では数十年にわたりPFOSに汚染された泡消火剤が散布されてきたとみられる。

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