【ハリー増田通信員】ハワイ大学東西センターで実施しているアジア太平洋リーダーシッププログラム(APLP)に本年度、琉球放送のアナウンサー仲田紀久子さん〓(27)と、ブラジルから県系2世のフラビオ・ヒデミ・ミネイさん〓(32)が参加している。プログラムは8月に韓国で始まり、10月から12月まではハワイで実施する。

 小渕奨学金で派遣された仲田さんは、大学卒業後に5年間勤めたアナウンサー職を休職してAPLPに参加した。「社会問題などの報道に携わる上で、より広い視野を持つことが重要だと思った。また、世界中から集まった人々と交流し、共に学び、つながりをつくりたかった」と動機を語る。

 10年ほど、さまざまな企業でマーケティング・マネジャーを務めたミネイさんは特に米国の企業とやりとりすることが多く「自分のリーダーシップの在り方に疑問を持った。リーダーとしての能力を高めたいと思い、プログラムに応募した」という。

 これまでAPLPを受けて仲田さんは「当初は参加者のレベルの高さに圧倒され、意見の交換などの場面で戸惑うこともあったが、現在は積極的に参加している。国際的な場面でははっきりと自分の意見を述べることが重要だと気付いた」と手応え。ミネイさんは「国際的で多様なバックグラウンドを持つ人たちと交流するのは初めての経験。リーダーシップを身に付けるためには自分自身に試練を与えることが大切だと感じた」と刺激を受けている。

 仲田さんはプログラム終了後、沖縄に戻り復職する。「再びアナウンサーとして社会に貢献したい。またハワイで沖縄系移民の方々とのつながりを深め、沖縄とハワイの懸け橋となるとともに、ハワイ移民をテーマにしたドキュメンタリーを制作したい」と意気込む。

 ミネイさんは「リーダーシップのスキルはどのようなことにも役立つ。ブラジルでは沖縄県人会の取り組みもあるので、若い世代のリーダーとして活動の発展に貢献したい」と語った。

(写図説明)APLPに参加する仲田紀久子さん(左)とフラビオ・ヒデミ・ミネイさん=ハワイ大学東西センター