宮崎県立図書館は10日、同県日向市出身の歌人若山牧水(1885~1928年)直筆の未発表短歌1首の掛け軸が寄贈品の中から見つかったと発表した。牧水研究で知られる歌人の伊藤一彦さん(75)は「自然体の生き方を詠んだもので、代表歌に入れたい一首」と評価。11日から図書館で展示される。

 若山牧水直筆の未発表短歌=10日、宮崎市の宮崎県立図書館

 歌は「降ればかくれ 曇ればひそみ 晴れて照る かの太陽を こころとはせよ」。「大馬鹿に奈る法を詠めと乞はれて」との言葉が添えられ、筆跡も踏まえ1922年ごろに依頼を受けて詠んだ作品とみられる。

 伊藤さんは「自然体の生き方を求めた自身へのメッセージとも取れる」と話す。(共同通信)