「すみません。まるで駄目でした」 店長がいなくなると、川村は佐江(さえ)にあやまった。「自分が使えないってことがわかりました」「H県に二十四時間営業の喫茶店はあるのか」「ありません」「じゃあしかたがない。夜中に混むとは思ってなかったのだろう」 佐江の言葉に驚いた。