近年、熱気を帯びるクラフトビール市場。国内外のバラエティー豊かな地ビールがいつでもどこでも自由に楽しめたらいいのに、と思いませんか? そこで今回、国・地域・ブルワリーの垣根を越えた一大プロジェクトを展開するキリンビールの“戦略”に、沖縄民謡界最後の大御所でいまだ新星の護得久栄昇(護得久流民謡研究所会長、FECオフィス所属)が迫ります。案内してくれるのはキリンビール九州統括本部沖縄支社(那覇市)の波多野潤支社長。創業111年、国内大手メーカーが仕掛ける「ビールの自由市場」とは-。知ればワクワク、クラフトビールがもっと楽しくなる新たな魅力を紹介します。(企画・制作 沖縄タイムス社営業局)

自由に選べる 楽しさを提供

(左)キリンビール九州統括本部沖縄支社の波多野潤支社長(右)護得久栄昇

波多野支社長 護得久先生、めんそ~れ! 10月にキリンビール沖縄支社に赴任しました波多野です。

護得久 私のことは分かるよね?

波多野支社長 はい、今回はキリンビールが手がけるクラフトビールと、クラフトビールに合うお料理を先生のためにご用意しております。ぜひクラフトビールの新たな世界を体験して頂きたいと思います。

護得久 口が肥えている私を納得させるものじゃないとチンダミするよ。ところで、さっきからクラフトビールを連呼しているけど何ね? 普通のビールと何が違うわけ?

波多野支社長 ご説明する前に、実際飲んでいただきましょう。ではまず、ルビー色のスプリングバレーブルワリーの「ジャズベリー」というクラフトビールをどうぞ。

護得久 ではクワッチーサビラ(いただきます)。おっ、これはラズベリー? 初めて味わう風味だね。

波多野支社長 ラズベリーを使用したクラフトビール(日本の酒税法上の区分は発泡酒)で、特に女性に人気です。スフレオムレツと一緒にスイーツ感覚で、いかがですか?

護得久 ビールが苦手な人でも飲みやすいね。色もきれいだし、女性にオススメしたら、また私の人気が一層上がること間違いなしだね。

波多野支社長 さて同じくスプリングバレーブルワリーの「オンザクラウド」という小麦を使ったクラフトビールです。後味が爽やかなので淡泊な白身のお刺し身と相性がいいですよ。クラフトビールと食のマリアージュ、分かっていただけたかと思います。ところで先生、世界にはビールの種類がどのくらいあるかご存じですか?

護得久 ん~世界だからね、たくさんあるんだろうね。ただし私が知っている味は居酒屋で頼む「とりあえず生!」のビールだけなんだよ。

波多野支社長 先生の言う「とりあえず生」の多くはピルスナーという種類のビールで、日本では長い間、多様なビールに触れる機会があまりなかったんです。でも世界には100種類以上のビールのタイプがあるんですよ。その土地の風土・特産品・温度に至るまで、地域のことを知り尽くしたつくり手たちの思いが込められているビール、それがクラフトビールなんです。

護得久 でも何で今、キリンビールがクラフトビールに注力するわけ?

波多野支社長 ビールは本来、個性豊かで、もっと自由に選ぶ楽しみがある飲料のはず。ビールの原点に立ち返って、つくり手の情熱と飲む人のワクワクをつなげる、クラフトビールの輪を広げようと昨年、「タップ・マルシェ」というビールディスペンサーを開発しました(※タップ・マルシェはこちらを参照)。1機で4種類のクラフトが楽しめる、クラフトビールのマルシェ(市場)という意味です。

護得久 なるほど、じゃ次は何を飲もうかなって、楽しみが増えるね。

波多野支社長 国内のクラフトビール市場はまだ1%にも満たないですが、だからこそビールの新しい文化を創っていけると考えています。沖縄は他県と比べてもクラフトビールブルワリーが多く、楽しみ方をよく知っている県。「タップ・マルシェ」でもっとファンを増やしていきたいですね。

護得久 チャメ! クラフトビールを楽しめる大人って楽しいね!

波多野支社長 では先生、恒例の。

護得久 カンパイ!きりんちゅ!

キリンの「タップ・マルシェ」でクラフトビールを楽しむ護得久栄昇とキリンビール沖縄支社の波多野潤支社長(右から)=那覇市おもろまち、炉端居酒屋「ぱぱらぎ」

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