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抗議続く、キャンプ・シュワブゲート前 写真家・石川文洋さん「民意無視だ」

2018年12月14日 07:01

 土砂投入を翌日に控えた13日も沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前では、工事車両による資材の搬入が行われ、集まった市民らは「違法工事やめろ」「美ら海を守れ」などと訴えた。

座り込む人たちが強制排除される様子を撮影する石川文洋さん(左)=13日、名護市辺野古

 この日は報道写真家、石川文洋さん(80)=長野県=の姿もあった。ゲート前から伸びる車列を見て「ぼうぜんとするというか驚いている。沖縄の民意が無視されている」と語った。市民らが県警機動隊に強制排除されていく様子にカメラを向けた。

 石川さんが従軍取材をしたベトナム戦争の時は沖縄が出撃拠点となり、犠牲を生んだ。集会ではマイクを握り、「私の島が加害者の島になっていることに心が痛んだ」と話した。基地があることで沖縄が加害者にも被害者にもなる可能性がある。軍事による抑止力ではなく、話し合いこそが大切だと考える。

 14日には海上から作業の様子を見る予定。工事をしていない時に写真を撮ったこともある。それ以降、工事が進んだ分は、「これだけ民意を無視してきたことの証明」と思い、写真で記録するつもりだ。

 県外では関心が低いと感じ、「今日のことも明日のことも多くの人に伝えたい」とも話した。

 韓国・慶尚北道の星州(ソン・ジュ)ソソンリ村への米国の高高度防衛ミサイル配備に対する反対運動に参加している円仏教星州聖地守護非常対策委員会教務のカン・ヒョヌクさん(34)もゲート前を訪問した。全国5カ所を回る「武力なき平和のためのZENKOスピーキングツアー」のため沖縄入りした。強制排除の様子を見て、「ソソンリでも同じようなことが起きている。怒りが込み上げてくる」と語った。

 

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