琉球うりずん物産(宜野湾市、久高直也社長)は、沖縄県産落花生を使ったジーマーミ豆腐の手作りキットを来年2月にも発売する。県内に流通している落花生のほとんどが中国産だといい、同社はノウハウを積み重ねながら3年がかりで栽培を成功させた。

県産落花生を使ったジーマーミ豆腐の手作りキットを発売する琉球うりずん物産の久高直也社長(左)と謝花恵子副社長=4日、那覇市の沖縄タイムス社

 落花生は伊江島でも作られているが、県産落花生を使ったジーマーミ豆腐のキットは初めてだという。

 商品は、県産落花生の生豆100グラムのほか、タピオカでんぷん、こし布、たれとレシピがセットになっている。落花生を生のままパック詰めしているため、みずみずしい甘さの豆腐に仕上がるのが特徴。

 1箱でジーマーミ豆腐1人前70グラムが6人前作れる。県内のセレクトショップなどで販売する予定で、300~500箱の数量限定となる見通し。常温で保管できる。

 県内での落花生の栽培は、1960年ごろには廃れていたという。同社は、農業生産法人西原ファーム(西原町)から提供を受けた同町内の農地で3年前から栽培を開始。落花生として一般的な「千葉半立(チバハンダチ)」は上に向かって伸び、台風などの被害を受けやすいため、地面にはうように広がる大粒種の「おおまさり」を選んだ。

 収穫後はカビを防ぐために繰り返し乾燥させる必要がある。手間がかかるが、栽培ノウハウを提供しながら今後、生産農家を増やしていきたいという。

 久高社長は「創業45年のジーマーミ豆腐屋として、県産の落花生を復活させ、地産地消に取り組みたい」と話している。問い合わせは同社、電話098(897)3767。(政経部・平島夏実)