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この問題もう終わらせて… 辺野古住民「嫌なのは県民同士の対立」

2018年12月15日 10:30

土砂投入で「前に進めるしかない」

 沖縄県名護市辺野古出身で今年9月に北谷町に移った軍雇用員の嘉陽宗司さん(35)は、地元への基地建設について「本当にできるのかな」と現実感はなかった。土砂投入を受け、「前に進めるしかない」と感じた。

海への土砂投入が始まった名護市辺野古の新基地建設現場=14日午前

 米軍キャンプ・シュワブは身近な存在。基地を危ないと思ったことはなく、移設を賛否で言うなら「賛成の方が強い」。でも、県民の民意が反対で、実現できるとしたら、建設しない方がいいとも思う。

 北谷町に転居して、普天間飛行場は身近になり、普天間飛行場の地元の人たちのために、移設を進めた方が良いという思いも強くなった。前に進めるしかないのであれば、早く建設して問題を終わらせてほしい。「県民同士の対立が嫌」との思いを抱く。

 辺野古区の漁業者の男性(62)は「国のやることだから絶対に止められない」と漏らした。当初は建設に反対する気もあったが、平均2千万円の漁業補償は大きい。今は基地建設の現場海域で警戒船に乗る。「早く工事が終わり、本来の漁師の仕事に戻りたい」

「基地は諦めてくれ」

 「辺野古・大浦湾に新基地つくらせない二見以北住民の会」副会長で汀間区長の新名善治さん(64)は「今まで、誠心誠意の話し合いがあるだろうと待っていたが、土砂を入れたとなれば、徹底的に闘う」と語った。

 海は「命の次に大切」。なぜ辺野古に造るのか国側の説明を聞きたかったが、実現しないままだ。「強引に進めるということは、納得させられるような理由がないということ」とみる。「基地は諦めてくれ」と訴えていくつもりだ。

 

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