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デニー知事「勝つのは難しいが諦めない」 辺野古で連帯誓う

2018年12月16日 09:59
 

 沖縄県名護市辺野古新基地建設を巡り、玉城デニー知事は15日、新基地建設に反対し市民が座り込むキャンプ・シュワブのゲート前を訪れた。政府が14日に初めて埋め立て土砂を投入したことを「暴挙」と批判し「対話は大切だが、対抗すべきときは対抗する。ひるんだり恐れたりくじけたりしない。勝つことは難しいが、諦めない」と新基地建設阻止に向けた連帯を呼び掛けた。

米軍キャンプ・シュワブのゲート前で市民らを前に、新基地反対を訴える玉城デニー知事=15日午前11時5分、名護市辺野古(金城健太撮影)

名護市辺野古の沿岸部で続行された、埋め立て用土砂の投入作業=15日午前9時14分(小型無人機から)

米軍キャンプ・シュワブのゲート前で市民らを前に、新基地反対を訴える玉城デニー知事=15日午前11時5分、名護市辺野古(金城健太撮影)

名護市辺野古の沿岸部で続行された、埋め立て用土砂の投入作業=15日午前9時14分(小型無人機から)

 玉城知事がシュワブのゲート前を訪れるのは就任して初めて。市民によると、ゲート前には約600人が座り込み「デニーさん頑張れ」「一緒に工事を止めよう」など知事と市民が互いを励まし合った。

 玉城知事はゲート前でのあいさつ後、辺野古漁港の岸壁から海上で建設工事が進む様子を視察し、職員から説明を受けた。視察後は辺野古の岬で竜宮神を祭る拝所にも手を合わせた。

 視察後、記者団の取材に応じ「現場に来ると工事の異様さに胸がかきむしられる思いだ。現状を回復させるまで政府に対して法治国家、民主主義国家としてのあるべき姿を求める」と新基地阻止の思いを語った。

 岩屋毅防衛相が早ければ2022年度とされる米軍普天間飛行場の返還を「難しい」と発言したことを受け「土砂投入が普天間返還への一歩だと言いながら、22年までの返還は難しいという言葉の重みと意味が県民にどう伝わるかを全く理解していない。強い憤りを感じるし、政府の失態だ」と激しく批判した。

 拝所に手を合わせたことについては「平和な未来をつくろうとしている私たち、県民、住民に未来の力を与えてくださいとお祈りをした」と説明した。

政府、連日の工事強行

 沖縄防衛局は15日午前、14日に続き護岸で囲った埋め立て区域に土砂を投入する作業を進めた。新基地建設に反対する市民らは工事現場周辺でカヌー25艇と抗議船2隻を出し、「民意を無視して強引に進めるのは民主主義の破壊だ」と工事の中止を訴えた。

 土砂は米軍キャンプ・シュワブ沿岸の「K9」護岸に接岸している台船から、ダンプトラックが陸揚げした。ダンプは基地内を通り「N3」など3護岸で囲われた海域に次々と土砂を投げ入れた。投入作業は午前で終了した。14日台船にあった土砂は15日午前中に全て投入したと見られる。

 午後には「K9」護岸付近で、台船が新たに土砂を積んだ運搬船1隻に接続され、約2時間にわたり土砂を台船に載せ替える作業を実施した。市民らは、桟橋敷地内に置かれていた土砂を使ったとして「県赤土等流出防止条例に違反している」と批判した。

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