プロ野球巨人の阿部慎之助選手が12月6日、建て替え工事中の「伊江村野球場」(沖縄県伊江村)を視察した。実際にクラブをはめてボールを投げるなどして、新球場の感触を確かめていた。
阿部さんは伊江島で10年余り自主トレーニングを続け、昨年末には村観光親善大使にも任命された。村役場に島袋秀幸村長も訪ね、村長から来季の通算400本塁打に向け激励も受けた。
同球場は、村東江前にある「伊江村青少年旅行村野球場」の老朽化に伴い、建て替えており、来年5月にオープン予定だ。総工費は約18億円。防衛省予算「まちづくり支援事業」(補助率75%)を充てた。すでに球場部分は完成し、現在、外構工事が続いている。
両翼100メートル、中堅122メートルで全面人工芝を整備する。客席数1100席。バックスクリーンには電光掲示板と、LED照明6基でナイターにも対応する。選手用ロッカールームも完備している。
村担当者は「高校生や大学生、社会人野球チームを誘致し、村の活性化につなげていきたい」と話した。