大弦小弦

[大弦小弦]米ホワイトハウスに辺野古埋め立ての一時停止を…

2018年12月20日 08:27

 米ホワイトハウスに辺野古埋め立ての一時停止を請願する電子署名が10万筆を超えた。米政府に何らかの対応を迫ることになる必要署名数を10日間で達成し、現在も増え続けている

▼請願を始めたハワイ在住の県系4世、ロブ・カジワラさん(32)が「想像もしなかった」というスピード到達。日本政府による埋め立て強行を、多くの人がおかしいと思っている証しだ

▼実際に工事が止まるかといえば大きな期待はできない。請願がきっかけの法制化は過去に1例しかないという。だが沖縄の現状を広く周知させ、米国を「当事者」と認識させる効果は決して小さくない

▼日本政府が沖縄の民意無視を続ける中、米政府に訴える署名が抗議の声の受け皿として機能している。市民の直接の意見を集めて政府を動かす制度が日本でも必要ではないか

▼辺野古埋め立ての賛否を問う県民投票では、宮古島市が不参加を表明した。他市町村にも波及する可能性がある。直接請求権に基づく主権者の投票の機会を奪っていいのかと疑問が湧く。首長や議員の政治的スタンスとは別次元の話だ

▼民主主義、自由主義とは何かを言い表す有名な一節を思い起こす必要がある。「あなたの意見には反対だ。だがあなたがそれを主張する権利は命を懸けて守る」。デモクラシーの理念を体現する判断が求められる。(田嶋正雄)

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