沖縄県金武町の金武区事務所に勤めていた20代男性が昨年5月に自殺したのは、前区長と同僚によるパワーハラスメントが原因だと遺族側が訴えている問題で、沖縄労働基準監督署が19日までに20代男性を労災認定していたことが分かった。遺族側弁護士は「パワハラが認められたと考えている」と話した。

 遺族は今年3月、「前区長と同僚から業務指導の範囲を逸脱した叱責(しっせき)、暴言」があったとして、20代男性の労災を申請していた。

 遺族側弁護士は「パワハラによりうつ病などの精神障害が発生し、自死に至ったことが認められたのだろう」と指摘。民事での損害賠償請求も検討中だという。

 20代男性への暴言などについては同級生らによる多数の証言があり、区の行政委員会も昨年12月にパワハラがあったと結論付けた。

 一方、前区長は「パワハラの認識はなかった」と否定している。