オートバイを自在に操り、アクロバティックな技を披露する「エクストリームバイク」の世界大会に向け平良翔太さん(27)=宮古島市平良下里=が練習に励んでいる。昨年、ポーランドの「スタントグランプリ」に初出場したが15人中12位と世界の壁の高さを痛感した。上位選手の競技に懸ける情熱に触れて刺激を受け、帰国後は高難度の技の完成度に磨きをかける日々だ。目指すは海外大会の上位5位以内の入賞。国内有数のトップライダーを目指し奮闘中だ。(宮古支局・仲田佳史)

(左)バイクに片足を乗せてウィリー走行(右)手放しでウィリー走行をする技を披露する平良翔太さん

「エクストリームバイク」の世界大会での上位入りを目指し、練習に熱を入れている平良翔太さん

走行しながら地面に手を付ける

(左)バイクに片足を乗せてウィリー走行(右)手放しでウィリー走行をする技を披露する平良翔太さん 「エクストリームバイク」の世界大会での上位入りを目指し、練習に熱を入れている平良翔太さん 走行しながら地面に手を付ける

 エクストリームバイクはバイクスタントとも呼ばれ、タイヤを横滑りさせる「ドリフト走行」や、前輪を宙に掲げる「ウィリー走行」をしながら、シートの上に立ち上がったり、手放し運転などを披露する。平良さんは高校卒業後に進学した那覇市の専門学校時代、競技者と出会った。バイクでウィリー走行をすることはあったが、体を巧みに移動させながら技を繰り広げるのを見て、最初は「これは無理だ」と感じたという。

 だが、練習を重ねるうちに次第と上達。中型の250ccから一層の操縦技術が問われる大型の636ccにバイクを変え、徐々に腕を上げていった。

 国内有数のトップライダーの友人の声掛けで、2016年には人気歌手「エグザイル」のライブ演出で走行。技術が見込まれての出演に自信を深め、海外のエクストリームバイク大会への挑戦を決意した。

 大会では2分半から3分間の競技時間内に技を披露。審査員5人が採点し、100点満点で得点を競う。昨年は日程や費用の都合でポーランドでバイクを借りた。練習で使ったバイクと違うため思うように技を披露できなかった。

 「トップライダーは高難度の技を本番で決める確率が非常に高い。練習量をもっと上げないといけない」。帰国後は週3〜5回、佐良浜漁港奥の駐車場や宮古自動車学校などで上位選手の技を練習する。

 来夏は2度目の海外挑戦となるチェコスロバキアでの大会に出場予定だ。平良さんは「技が成功したときの何とも言えない達成感を味わいたい。演技構成を練って、世界トップ5入りを目指したい」と気合を入れた。