不用品を子どもたちのプレゼントに変える社会貢献型リサイクルショップ「サンタのお家(うち)」がクリスマスの25日、那覇市天久にオープンする。店舗に持ち込まれた品物をオークションサイト「ヤフオク!」に出品し、落札価格から手数料を引いた金額の30%を依頼者に還元、残り30%は運営費に回し、40%を県内の子どもたちへのプレゼント購入代金に充てる。照喜名守代表(47)は「沖縄発全国初のリサイクルショップ。サンタクロースのように県内の子どもたちを笑顔にしたい」と話している。(社会部・吉川毅)

オープンに向けて準備を進めるスタッフ=21日、那覇市天久

希望者に無料で提供

 照喜名代表自身も母子家庭で育ち、子どもの頃は、欲しいものをねだれなかった。中学生の時は冬物の学生服が買えず、学校に行けないこともあったという。「サンタのお家」の立ち上げは「子どもたちを笑顔にしたい」との思いからだ。

 落札価格の40%で購入するランドセルや制服、筆記用具などは、毎月希望者に無料提供する。希望者は同ショップのLINE@に登録。その抽選機能を利用して提供先が決まる。25日までに同ショップのホームページに登録用QRコードを掲載し、取引状況や寄付金額も随時更新する。

 落札されなかった場合は、来店者へのプレゼントとして利用。希望者がいない場合は子どもの虐待防止のオレンジリボン運動などに寄付する方針だ。

届けたいのはココロ

 取材した21日は、スタッフが慌ただしくオープン準備に追われていた。開店日には、店の利用者から寄贈を受けた幼稚園から高校の中古の制服約2600着を、必要としている子どもたちへ無償で提供する。

 照喜名代表は「一番届けたいのはモノではなくココロ。今後は学校や行政、企業、団体ともつながり、プレゼントにとどまらない活動をしたい」と話した。

 問い合わせは「サンタのお家」、電話098(943)8630。