昨年12月に起きた緑ヶ丘保育園と普天間第二小学校(沖縄県宜野湾市)の米軍ヘリ部品落下事故を風化させず考える場にしようと22日、「ことりフェス2018」が宜野湾市立中央公民館で開かれた。約500人が訪れ、音楽やトークライブを楽しみながら事故を考えた。

他の出演者とともに歌を披露する古謝美佐子さん(左から3人目)=22日、宜野湾市立中央公民館

 フェスは市内の保護者ら有志で実行委員会をつくり開催。「空を飛ぶのは小鳥だけがいい」をテーマに、歌手の古謝美佐子さんやむぎ(猫)、芸人らが出演し、会場一体になって盛り上げた。

 合間には同園と同小の保護者らが登壇。事故を振り返り「1年たっても戦闘機が学校の上を飛んでいる。これからも声を上げていきたい」「不安なく子育てできるようにみんなで考えてほしい」と訴えた。

 豊見城市から家族で訪れた瑞慶山亜矢子さん(38)は「自分も保育園に通う子どもがいる。親子で楽しみながら考えられるいいイベントだと思う」と話した。

 同イベントを巡り市は後援を見送った。実行委員の宮城智子さんは「市の後援が得られなかったのは残念だが、多くの団体や企業が協力してくれた。次は『小鳥だけが飛ぶ空になった』ことを記念するフェスを開けたらいい」と話した。