沖縄県産生乳と旬の沖縄食材を使った、沖縄産のチーズを販売する「ザ・チーズ・ガイ」(南城市、ジョン・デイビス代表)の商品が人気だ。大里バジルや長命草(サクナ)、ゴーヤー、島らっきょうなどこれまで60種類の商品を開発。県内のホテルなどにも卸しているが、来年2月からは香港の量販店でも販売を始める。デイビス代表は「アジアに沖縄発チーズを展開していきたい。香港だけの売り上げだけで年間200万円以上を目指す」と意気込む。(政経部・川野百合子)

県産素材のオリジナルチーズを製造・販売する「ザ・チーズ・ガイ」のデイビス代表=17日、南城市大里のチーズ・ショップ

チーズを買い求める客には必ず試食を提供し説明する。丁寧な接客で売り上げを伸ばすザ・チーズ・ガイのデイビス代表(右)=17日、南城市のチーズ・ショップ

県産素材のオリジナルチーズを製造・販売する「ザ・チーズ・ガイ」のデイビス代表=17日、南城市大里のチーズ・ショップ チーズを買い求める客には必ず試食を提供し説明する。丁寧な接客で売り上げを伸ばすザ・チーズ・ガイのデイビス代表(右)=17日、南城市のチーズ・ショップ

 市大里のJAアトール内にある「チーズ・ショップ」は開店3年目。口コミで評判が広がり、中北部からも客が訪れる。店頭には素材の旬に合わせて約30種類が並ぶ。チーズは量り売りで種類によって金額が変わるが、1グラム平均約8円。どれも親泊牧場(同、親泊清代表)の生乳を使い、牧場に隣接する工場で新鮮なうちに作られる。

 英国出身のデイビス代表は1976年に来日し、約14年前に沖縄に移住。7年前からチーズ作りを始めた。友人に振る舞ううちに「通年で買いたい」という声があり、本格的に商品開発に取り組んだ。

 販売時に徹底するのは試食を通じた客とのコミュニケーション。商品の素材や製法を説明しながら、食べ方や保存方法もアドバイスする。「沖縄の油みそが家庭で味が違うように、チーズも各家庭で違う」という。会話を重視した丁寧な接客が奏功し、売り上げは開店当初から27倍と上がり続けている。

 チーズは現在、県内のホテルやレストラン、量販店のギフト商材としても扱われている。2019年2月初旬から始まる香港展開に先駆けて、工場を拡大し、生産量を現在の10倍に量産できる体制を整えた。5年後には、1日100キロの販売を目指す。デイビス代表は「沖縄県民においしいチーズを知ってほしいと始めた。今後は沖縄産チーズとしてアジアに広げていきたい」と語った。

 チーズ・ショップは平日午後1時から6時、土曜は午前11時~午後6時まで。問い合わせは電話、080(3236)6661。