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宜野湾市長、県民投票に不参加表明 デニー知事に不快感

2018年12月26日 05:46
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  • 辺野古新基地の賛否を問う県民投票。宜野湾市長が不参加を表明
  • 関連予算が市議会で2度否決。「やるべきことはやった。苦渋の決断」
  • 県の調整不足を批判、知事には「中立、客観的にできるのか」と不快感

 沖縄県名護市辺野古の新基地建設の埋め立ての賛否を問う県民投票を巡って、米軍普天間飛行場を抱える宜野湾市の松川正則市長は25日、市役所で会見し、投票事務に関連する予算を執行せず投票事務を実施しない意向を表明した。県民投票の不参加を示した首長は、下地敏彦宮古島市長に続き2人目。普天間を抱える地元の不参加表明は、他の首長の決断に影響を与えそうだ。同日の石垣市議会も投票事務に必要な補正予算案を賛成少数で否決。石垣市も参加しない公算が大きくなった。

県民投票への不参加を表明する宜野湾市の松川正則市長=25日、宜野湾市役所

 松川市長は、投票関連予算案を市議会に提出したが20日の本会議で否決され、再議に付したが再度否決された経緯を説明し「市議会の意思は極めて重いものと受け止め、今後の市政運営を考えた場合、市議会との信頼関係は不可欠であり、投票事務の実施は致しかねる」と述べた。同案は「義務的経費」と認めながら「法律上のやるべきことは宜野湾市としてやった」との認識を示した。

 県民投票の結果が同飛行場の固定化につながる懸念を改めて示しながら、住民の直接請求による条例を執行できないことを「厳しく、つらい、苦渋の決断だ」と話した。

 また、「もっと知事、県議会で調整していれば、これほどの混乱を招かなかった」と批判。玉城デニー知事が15日に、辺野古を訪ねたことに触れ「もともと辺野古に反対している知事が中立、客観的にできるのか」と不快感を示した。

 石垣市議会では本会議で投票事務に必要な補正予算案を賛成少数で否決した。再議でも同様に否決された。議会後、中山義隆市長は「否決されれば原案執行権は行使しない」と明言したこれまでの考えに「今のところ変わりはない」と述べた。最終判断の時期については、明言しなかった。

 宜野湾市の12月1日現在の選挙人名簿登録者数は7万6699人。石垣市は3万8799人。

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