沖縄県指定無形文化財「本場首里の織物」の技能保持者で、県立芸術大学名誉教授、沖展会員のルバース・ミヤヒラ吟子(ぎんこ)さんが23日午後1時27分、脳出血のため南風原町内の病院で死去した。68歳。那覇市首里汀良町出身。自宅は那覇市首里汀良町1の24の5。告別式は26日午後3時から4時、那覇市首里山川町3の1の首里観音堂で。喪主は長男ジュリアンさん。

ルバース・ミヤヒラ・吟子さん

 国の重要無形文化財「首里の織物」保持者(人間国宝)の宮平初子さんの長女として生まれ、母から伝統的な織物の技術を習得しながら女子美術大学などで学んだ。1977年にフランスのゴブラン国立製作所で研修、82年に母の工房から独立しアトリエルバースを開設した。86年に県立芸術大学非常勤講師。91年に県指定無形文化財技能保持者に認定された。2002年に同大学教授となり、15年に退官するまで、制作と後進の育成に力を注いだ。

 1981年に日本民芸公募展最優秀賞、92年に沖縄タイムス芸術選賞大賞を受賞した。