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空自、無許可訓練認める 「永久承諾」と誤解 渡嘉敷村前島で2000年以前から

2018年12月27日 07:38

 航空自衛隊那覇基地が、沖縄県渡嘉敷村の前島で「永久承諾」の取り決めがあるとして村に通知しないまま2000年以降訓練を実施していた件で、同基地が00年以前にも「根拠は明確には分からない」まま訓練をしていたことが26日、分かった。一方、00年に交わしたとした「永久承諾」については、「2000年に村長からヘリポート使用の承諾書を得たが、期限が具体的に示されていないことから誤解を招くような表現で対外的に説明してしまった」と文書で回答した。

前島の写真と地図

 同基地渉外室が「お知らせ」として発表した文書によると、00年に同村の前島、中島およびハテ島のヘリポートを救難訓練などで使用する承諾書を当時の村長から得て、同基地で保有しているとした。

 同基地では00年以前も同様の訓練を実施していたと説明。根拠については「何らかの承諾を得ていたと思うが、はっきりとは分からない」とした。

 村に通知をせず訓練を実施していたことについて、同基地は年に1度、村の担当者に電話で連絡をしていたため、「都度通知しないでも訓練ができると誤解していた」と釈明した。

 訓練は承諾書に記載されていない前島のヘリポート以外の陸域や海域でも実施しており、同基地広報担当者は「村の承諾を受けているものと誤解していた」と述べた。

 同基地ではこれまで、那覇救難隊と那覇ヘリコプター空輸隊が前島での離着陸訓練や模擬遭難者のつり上げ訓練、人員物資の輸送訓練を実施しており、17年度は112回、18年度は9日現在で41回に上る。

 担当者は「村や住民に迷惑と心配をかけた」と述べた。

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