沖縄タイムス+プラス ニュース

屋良・島尻氏一騎打ちへ 衆院沖縄3区補選 「オール沖縄」対自民

2018年12月28日 08:16

 来年4月実施の衆院沖縄3区補欠選挙は、玉城デニー知事の後継として自由党県連がフリージャーナリストの屋良朝博氏(56)、自民党県連が島尻安伊子元沖縄北方担当相(53)の擁立を決めた。3区は新基地建設問題で揺れる名護市を抱えており、辺野古問題や経済振興などを最大の争点に、「オール沖縄」勢力と自民の全面対決となる見通しだ。(政経部・大野亨恭)

屋良朝博氏(右)と島尻安伊子氏

 屋良氏は24年間、沖縄タイムスで記者を務め、米軍基地問題に精通。退職後はフリージャーナリストやシンクタンク新外交イニシアティブ(ND)の評議員として、新基地を建設しなくても普天間飛行場の返還が可能だと発信してきた。

 党関係者によると、玉城氏は屋良氏の基地問題の知識や情報発信力に期待を寄せ、後継候補として最適任との認識を持っているという。

 ただ、新人のため島尻氏に比べ知名度は低い。また、与党内には稲嶺進前名護市長を推す声もあり、与党各党が挙党態勢を築き、「オール沖縄」勢力として選挙態勢を構築できるかが選挙戦の鍵となりそうだ。

 一方、島尻氏は2007年4月の参院補選で初当選。15年10月には沖縄担当相に就任し、沖縄振興に関わってきた。

 沖縄相時代、沖縄振興に注力した点などが評価され、市町村長らの支持を集めている。さらに首相官邸からの信頼も厚く、落選後も沖縄担当相補佐官を務めるなど安倍政権で異例の厚遇を受け、菅義偉官房長官はパーティーなどで繰り返し島尻氏の国政復帰に期待を寄せる発言をしてきた。

 ただ、島尻氏は新基地建設には明確に賛意を示してきた。共闘を組む公明県本は辺野古反対の姿勢を崩しておらず、今後、辺野古問題を政策にどう位置付けるかが課題になりそうだ。

前の記事へ 次の記事へ
沖縄関連、今話題です(外部サイト)
JavaScriptをOnにしてください
きょうのお天気