微小粒子状物質「PM2・5」の沖縄市での観測値が3日午後10~11時と、4日午前0~4時に、環境省が定める注意喚起レベル(1日の平均値が1平方メートル当たり70マイクログラム以上)を一時的に上回る70~78マイクログラムを記録した。
県環境保全課は、要因については不明とした。環境省の暫定基準では、午前5~7時に85マイクログラムを超えれば外出を控えるなどの注意喚起が出されるが、今回は基準に達していない。
気象庁は、4日午前2時半から同11時45分にかけ、空気中に微粒子やちり、砂ぼこりなどが浮遊している状態を指す「煙霧」を沖縄地方で観測。同時間帯、視程が10キロ未満となった。那覇市内でも同日午前、遠くの風景がかすんで見えた。
この日、黄砂の飛来は観測されていない。