2018年は沖縄県出身のISSAがボーカルを務める「DA PUMP(ダ・パンプ)」が再ブレークして日本レコード大賞の優秀作品賞、また同新人賞に県出身ガールズグループ「チューニングキャンディー」が選ばれ、ポップス界で県勢の活躍が目立った。琉球古典芸能界では来年の組踊上演300周年に向けて実行委が発足、動きが活発になり始めた。県芸能界の1年をジャンルごとに振り返る。

「ちゃんぷる~沖縄市大使」として地元のパレードに参加したDA PUMPのISSA=11月24日、沖縄市・コザゲート通り

最後のライブで熱唱する安室奈美恵さん=9月15日、沖縄県宜野湾市

メジャーデビューを前にライブパフォーマンスを地元で披露したチューニングキャンディー=2018年2月18日、那覇市・パレットくもじ前

「ちゃんぷる~沖縄市大使」として地元のパレードに参加したDA PUMPのISSA=11月24日、沖縄市・コザゲート通り 最後のライブで熱唱する安室奈美恵さん=9月15日、沖縄県宜野湾市 メジャーデビューを前にライブパフォーマンスを地元で披露したチューニングキャンディー=2018年2月18日、那覇市・パレットくもじ前

【ポピュラー】

 キロロがメジャーデビュー20周年で新アルバムをリリース(1月)、ジョニー宜野湾が還暦ライブ(2月)、ボーカルグループ「スカイズ・ザ・リミット」が解散(5月)。安室奈美恵ドームツアー最終公演(6月)と沖縄での最後のライブ(9月)に全国が注目。
 県出身のISSA率いるダ・パンプの「U.S.A.」が大ヒット、第60回日本レコード大賞候補となる優秀作品賞受賞、新人賞には県出身グループ「チューニングキャンディー」(11月)。

【ロック】

 モンゴル800が20周年イヤー飾る全国ツアー開始(5月)、音楽フェス「ワット・ア・ワンダフルワールド!!」も過去最多となる約3万2千人を動員(11月)。沖縄ロック界のレジェンド「かっちゃん」がロックの日コンサート(6月)で健在ぶりをアピール。

【映画】

 第41回日本アカデミー賞の優秀撮影賞に映画「花戦さ」撮影担当の県出身・喜久村徳章(3月)。沖縄国際映画祭が10回の節目を迎え、51作品上映(4月)。2018年度文化庁映画賞の文化記録映画部門大賞に「まぶいぐみ~ニューカレドニア引き裂かれた移民史~」、優秀賞に「米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」(10月)。

【お笑い】

 手話コメディー劇団アラマンダがよしもと沖縄花月で旗揚げ公演(8月)、演芸集団FECが旗揚げ25周年祭(11月)

【演劇】

 「おきなわ芸術文化の箱」と青森市の劇団「渡辺源四郎商店」による「ハイサイせば~Hello-Good bye~」上演(2月)、「利賀演劇人コンクール2018」で福永武史が優秀演出家賞(7月)、劇団民藝が脚本家・金城哲夫を題材にした作品「光の国から僕らのために-金城哲夫伝」を沖縄で上演(9月)。

【琉球舞踊】

 沖縄芸能協会の創立50周年記念公演で600人余が出演(3月)、島袋本流紫の会が第20回定期公演(7月)、「眞薫結の会」会主・眞境名結子が芸歴60年記念公演(9月)、琉球舞踊島袋流の練場開設45周年記念公演(11月)があった。沖縄タイムス顕彰公演「第17回佐藤太圭子の会」開催、練達の芸を披露。

【組踊】

 伝統組踊保存会が30回目となる定期公演で「護佐丸敵討」上演(3月)、組踊上演300周年記念事業実行委が発足(5月)、名誉会長に野村萬が就任した(9月)。

【古典音楽】

 箏曲の棚原靖子生誕100年記念公演(1月)のほか、箏奏者の池間北斗が「賢順記念全国箏曲祭25周年記念演奏会」に出演(7月)。また比嘉聰と大倉源次郎、打楽器の人間国宝2人が競演する公演(9月)があった。

【沖縄芝居など】

 「護佐丸と阿麻和利」が国立劇場おきなわで初上演(2月)。劇団与座による「次男坊」主役の「次郎ちゃん」を与座幸賢が初挑戦した(3月)。芝居「島口説」にお笑いコンビ「泉&やよい」出演、故北島角子による一人芝居作品を新たな形で披露(6月)。ほか津嘉山正種のひとり語り「人類館」(7月)、演劇集団「創造」が改訂版「タンメーたちの春」(12月)。

【民謡】

 大工哲弘が芸歴50周年公演で全国の門弟たちと共演(3月)、歌手ひららが“台湾版グラミー賞”と称される「金曲奨」で最優秀原住民語アルバム賞(6月)。

【バレエ・ダンス】

 日本バレエ協会沖縄支部が35周年記念公演「バレエの祭典」を企画(1月)、県内7団体バレリーナ出演の「クロスオーバーアートダンス」上演(4月)、日本バレエ協会が南條喜久子に指導者特別賞(6月)、県内外のバレエダンサーによる「ジゼル」全幕公演(11月)。

【日本舞踊・新舞踊】

 沖縄県日本舞踊・新舞踊協会の第1回公演で7流派11団体出演(3月)。

【クラシック音楽】

 バンドネオンの三浦一馬が県内実演家とコラボレーション(5月)。声楽家らが「宮良長包協会」設立(3月)、第4回沖縄国際音楽祭「第九in OKINAWA」に世界的ソプラノ歌手・ディミトラ・テオドッシュウ出演(12月)。