沖縄進出を検討している会員制の米国系大型スーパー「コストコ」を運営するコストコホールセールジャパン(川崎市)が、南城市へ出店の意向を伝えていることが28日、分かった。関係者によると、那覇空港自動車道と接続する県計画の地域高規格道路「南部東道路」のつきしろインターチェンジ(IC)周辺が有力候補地に挙がっている。交通の利便性向上が期待されるエリアで、幅広い客層の取り込みを期待しているとみられる。(政経部・大野亨恭、島袋晋作、南部報道部・知念豊)

南城市つきしろ(グーグルマップから)

買い物の合間のおしゃべりも楽しみ=千葉市のコストコ幕張倉庫店

南城市つきしろ(グーグルマップから) 買い物の合間のおしゃべりも楽しみ=千葉市のコストコ幕張倉庫店

 同社は数年前から沖縄進出を検討し、人口が集中する本島中南部で出店用地を探していた。これまで「沖縄は全国にいくつかある検討地域の一つ」と述べるにとどめていたが、関係者によると今年、同社幹部が南城市役所を訪れ、出店の意向を伝えたという。

 同社は担当者不在を理由に具体的な内容を明らかにしておらず、出店時期や規模は不明。ただ、南部東道路は「平成30年代前半」の暫定供用開始を目指している。

 また、出店条件として(1)半径10キロ以内に人口50万人以上(2)車のアクセスのよさ(3)敷地面積3万3千平方メートル以上(4)建築面積1万3千平方メートル以上(5)800台以上収容できる駐車場-などを掲げている。

 有力地に挙がるつきしろインターチェンジ周辺で、南城市は商業用地の整備を計画しており、出店用地の確保に向け地権者との調整を進めるとみられる。瑞慶覧長敏市長は本紙の取材に「正式に決まった話ではないが、誘致企業の有力候補として交渉を進めていきたい」と話した。

 コストコ 

 米国発の大型会員制スーパー。世界11カ国・地域に766店(11月現在)を展開する。日本では1999年に福岡県内に初進出し、26店舗を展開。将来的に50店舗までの拡大を計画している。会員制(年間法人3850円、個人4400円)で、生鮮品や加工食品、家電、カー用品、調剤薬などのブランド商品を大量に仕入れることにより、低価格で販売する。