すらりとした7人組がステージで弾む。県出身のダンスボーカルグループ「チューニングキャンディー」が人気だ。歌声には10代相応のあどけなさもあるが、表情の柔らかさはライブの場数を感じさせる。急成長中の7人は第60回日本レコード大賞新人賞を受賞。「チュニキャン」の愛称が全国で広がっている。

チューニングキャンディー

 メンバーはLILI(16)、ソフィー(18)、千夏(17)、琴音(16)、愛子(16)、優美香(17)、ゆうり(18)。

 いずれも身長160センチ以上。長い手足を生かしたダンスはそろっているときも無造作な動きも絵になる。

 7人は2018年3月のメジャーデビュー前に、全員で上京。共同生活を送りながら現地の高校に通い、ライブを重ねてきた。みるみる全国で存在感を放ち、8月には韓国の人気歌番組への出演も果たした。

 舞台上で元気よく自己紹介するのはアイドルらしい定番のくだり。

 ただ、パフォーマンスの合間、7人が1度ぱらりとほどけるようにマイペースに語りだし、イントロが流れると全員の表情がいつのまにか引き締まっている。このめりはりが、どこか「遊び」を感じさせる。クールな一面で女性ファンも増えてきた。

 リーダーを務めるソフィーは最近になって持ち味が分かってきたという。「前に強く出るところ、引くところを全員分かっていることがチュニキャンらしさかもしれない」

 上京後の苦労話をあっけらかんと話すセンターのLILI。7人がステップアップしていることについて聞くと「メンバー、ファン、スタッフのおかげ。感謝しかない」と声のトーンが変わる。

 まだ、それぞれの色を磨いている最中。「チュニキャン」が織りなす彩りはどんどん変わっていく。(文・松田興平 写真・国吉聡志)