平成最後の年が明けた。2日にはデパートの初商いがあり、福袋を求める人でごった返した。

初商いに多くの買い物客が詰め掛けにぎわった=2日午前、那覇市久茂地・デパートリウボウ(落合綾子撮影)

正月儀式の「子之方御拝」で、祭壇に焼香し、一年の平穏を祈念する国王=2日午前、那覇市・首里城公園(国吉聡志撮影)

初商いに多くの買い物客が詰め掛けにぎわった=2日午前、那覇市久茂地・デパートリウボウ(落合綾子撮影)
正月儀式の「子之方御拝」で、祭壇に焼香し、一年の平穏を祈念する国王=2日午前、那覇市・首里城公園(国吉聡志撮影)

 那覇市久茂地のデパートリウボウで2日、初商いがあり、縁起ものなどが入った新春の福袋を求め、多くの家族連れでにぎわった。開店前から約5千人の長蛇の列ができ、午前9時半の開店と同時に目当ての福袋に向かって一斉に駆け出した。

 最高額100万円の宝飾福袋(200万円相当)をはじめ、化粧品や洋服、食品など全館で約8千500個の福袋が用意された。同館6階では9日まで、「横浜・中華街展」も開かれ、総菜や中華菓子、工芸品のほか、香港風水占いと花文字実演も楽しめる。

 午前6時から並んだという川満由里恵さん(31)=浦添市=は「お目当ての高級婦人服セットが買えず残念だったが、2番手のタオルセットを二つ手に入れた。これからどんどん階を回って最後に中華料理を食べたい」と笑顔。

 友人の与那覇真未香さん(25)=那覇市=は「本命の無印良品の福缶を手に入れてうれしい」と声を弾ませた。

平和願って王朝儀式 首里城

 新春を祝う琉球王国の正月儀式「朝拝御規式(ちょうはいおきしき)」が1、2の両日、那覇市の首里城公園で再現され、観光客や家族連れなどが古式ゆかしい伝統文化を味わった。

 2日午前に執り行われた「子之方御拝(にぬふぁぬうぬふぇ)」では、国王や役人の装束を身にまとった人々が登場し、正殿前の御庭に設けられた祭壇の前で焼香して新年の平和と平穏を祈願した。厳かな雰囲気の中で「万歳」を意味する「ワンスイ」を唱和した。

 宮古島市から訪れた松岡航さん(35)は「次男が琉球王国の文化が好きで連れてきた。色彩がきれいな首里城の前で儀式を見てぐっとくるものがある。誇らしく思う」と目を細めた。

 埼玉県の松山加奈子さん(43)は「琉球王国のお正月の味わいいっぱいで、神秘的だった。沖縄の文化をもっと知りたい」と話した。

 3日には国王と王妃が姿を現す催しがある。

(写図説明)初商いに多くの買い物客が詰め掛けにぎわった=2日午前、那覇市久茂地・デパートリウボウ(落合綾子撮影)

(写図説明)正月儀式の「子之方御拝」で、祭壇に焼香し、一年の平穏を祈念する国王=2日午前、那覇市・首里城公園(国吉聡志撮影)