【平安名純代・米国特約記者】トランプ米政権がマティス前国防長官の後任に、ジム・ウェッブ元上院議員(72)の起用を検討していることが、3日までに分かった。ウェッブ氏は2011年、カール・レビン、ジョン・マケインの両重鎮議員らとともに、沖縄県名護市辺野古の新基地建設計画の見直しを当時の国防長官に要求するなど、在沖米軍の再編を積極的に働き掛けた。国防長官に起用された場合、新基地建設計画を再び見直す可能性もある。

元米上院議員のジム・ウェッブ氏

 ペンス副大統領の側近は本紙に対し、「現時点で候補者として複数人の名前が挙がっているが、ウェッブ氏が有力視されている」と述べ、両氏がホワイトハウスですでに会談したことなどを明らかにした。

 ウェッブ氏は本紙の取材に答えていない。

 米ニューヨーク・タイムズ紙は3日、次期国防長官候補には、トム・コットン上院議員らの名前も挙がっていると報じた。マティス氏の辞任に伴い、1日からパトリック・シャナハン国防副長官が代行している。

 上院議員時代に軍事委員会のメンバーだったウェッブ氏は11年4月、当時のレビン委員長と訪沖。同年5月に、米軍普天間飛行場の嘉手納基地統合と辺野古新基地建設の見直しを含む東アジア米軍再編計画をゲーツ国防長官に提案し、計画の修正を要求。在沖海兵隊のグアム移転費も凍結するなど国防総省に再考を迫った経緯がある。

 玉城デニー知事は、14年の訪米時にウェッブ氏と面談している。