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具志堅用高氏、恩師の死を悼む 空手を取り入れた指導「パンチ力増した」

2019年1月5日 09:55

 ボクシングと空手を融合させた独自のトレーニング法で世界王者らを育てた元沖縄協栄上原ジム会長の上原勝榮さん(享年74歳)が4日、亡くなった。昨年12月27日の模合にも元気に参加していたといい、突然の訃報に関係者は「あまりに早い。残念」と嘆いた。

空手を取り入れたボクシング指導で具志堅用高さんらを鍛えた上原勝榮さん=2018年6月、那覇市若狭

 上原さんの教え子で模合仲間の仲井眞重次琉球ジム会長(66)は「体調を崩していて、お酒は飲まなかったが元気だった」と振り返る。琉球ジムの池本夢実が2月に地元・静岡での試合を予定しており、恩師に観戦がてら3泊4日の旅行を企画していた。「みんなでおいしいものを食べようと話していたが」と悔やんだ。

 上原さんの父親が経営する銭湯に下宿して鍛えられた元世界王者の具志堅用高さん(63)。「空手と結び付けた練習法でパンチ力が増したし、打ち方も教えてもらった」と懐かしむ。「高校は故金城眞吉さん、下宿先には勝榮さんがいた3年間、怖くて文句が言えなかったけど我慢して良かった。ありがとうございましたと伝えたい」と語った。

 弟で日本王者の晴治さん(66)は「相撲30番勝負もして鍛えられた。兄貴がいたからフリッパー上原の名前で活躍できた。お礼の言葉しか出てこない。ご苦労さまです」と感謝した。

 沖縄小林流空手道究道館3段の上原さんは、教え子たちにまきわらを打ち込ませて至近距離のコンパクトなパンチを身に付けさせ、利き手と逆の手でタイル磨きをさせて左右のバランスを養うなど、独自の方法で世界王者たちの基礎を築いた。

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