興南中学校(那覇市)の2~3年生55人が昨年12月、沖縄県産のカカオやグアバで作ったチョコレートを校内で販売した。模擬株式会社「CACAOKI(カカオキ)」を立ち上げて開発した商品。約5カ月かけた自信作は次々と売れ、社長の嵩下加奈子さん(15)=3年=は「ほっとした。達成感でいっぱい」と笑顔で話した。

自分たちで開発したチョコレートを販売し笑顔の興南中の生徒たち=那覇市の同校

 「まなVIVA」という同校の総合学習の一環で、沖縄の1次産業について学び、その課題解決に向けて商品を開発。会社説明会を開いて教員らから出資金を募った。売り上げは株主に還元する。取り組みは4年目で、これまで豚やヤギなどを取り上げてきた。

 チョコレート作りには、大宜味村でカカオを育てるローカルランドスケープ(川合径代表取締役)の協力を得た。出来上がったのは、生徒の家族が栽培したグアバを混ぜ合わせたものと、紅芋とホワイトチョコレートを組み合わせた商品。19日の保護者会に合わせて校内で約200個販売、あっという間に売り切れた。副社長の大城秀太さん(15)=3年=は、祖母が北谷町で育てたグアバをチョコレートに生かした。「台風前に収穫を急いだり、みんなの意見がまとまらなかったり苦労もあったけれど、自信を持てるものができた」と満足そうだった。