南城市のサキタリ洞遺跡で、国内で初めて旧石器時代の貝器が発見されたことは、これまで旧石器時代の道具イコール石や骨製、という常識に切り込み、沖縄島南部に住んでいた人々が海の恵みを生かして生活を営んでいたことが浮かび上がり、多様な旧石器時代の姿を示した。