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辺野古工事停止へ署名20万突破 米記者「米市民は知らない」

2019年1月9日 05:28

 【平安名純代・米国特約記者】「工事を止めるまで絶対に諦めない」―。吐息が白くなる寒空の下、県系4世のロブ・カジワラさんや平和運動家、遠方から駆け付けた沖縄県出身者らの思いがホワイトハウス前で結束した。ロブさんが提起したホワイトハウスの電子署名は8日現在、約20万筆に達した。沖縄県内でも米国での集会に合わせて在沖米軍司令部のある北中城村のキャンプ瑞慶覧石平ゲート前に市民ら約200人が集まり、新基地建設反対の声を上げた。

ホワイトハウスに向かって「沖縄の米軍基地撤去を」とシュプレヒコールを繰り返す参加者たち=7日(日本時間8日)、米首都ワシントン

 米国の集会では「ベテランズ・フォー・ピース(VFP)」琉球沖縄国際支部メンバーで、元海兵隊員のフランク・デラ・ペニャさんが、「沖縄に駐留していた頃は、兵舎の目の前に広がる大浦湾にはだしで入っていた。あの美しい海が米軍基地のために破壊されるのは平和を失うことだ」と訴えた。米平和運動家のデービッド・スワンソンさんは予算不足による米政府閉鎖に言及し、「トランプ大統領、あなたが閉鎖すべきはすべての米軍基地だ」と声を張り上げた。

 集会には在米県出身者らも駆け付けた。ミネソタ大学の島直子准教授は「翁長雄志知事の死後、居てもたってもいられず行動する機会が増えた。新基地建設工事は絶対に止めなければ」と熱い思いを語った。

 一方、集会の取材に訪れた米メディアは1社のみ。米誌ネイション記者のティム・ショロックさん=ワシントン在住=は「アメリカでは話題になっておらず、米市民は知らない。工事が進む状況下で、どんな効果が見込めるかは未知数だ」との見方を示した。

 カジワラさんは昨年12月8日、請願サイト「We The People」で、埋め立ての賛否を問う2月24日の県民投票まで、工事の一時停止を要請した。ホワイトハウスは署名開始から30日以内に10万筆以上を集めた請願に対し、60日以内に回答する規定となっており、何らかの回答をする見通しだ。

 署名は米政府が回答するまで継続される。

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