沖縄キリスト教学院大学の3年生が7日、国際人権論の授業で「沖縄の外国人の労働環境」について互いの調査結果を報告し合った。学生はバイト先など身近で働く外国人労働者にインタビューしたり、ネパール人留学生で沖縄国際大4年生のダハル・サントスさん(30)の話を聞いたりして、労働と人権について理解を深めた。

沖縄での外国人の労働環境について話し合う学生たち=7日、西原町・沖縄キリスト教学院大学

ネパール人労働者への聞き取り調査について話すダハルさん=7日、西原町・沖縄キリスト教学院大学

沖縄での外国人の労働環境について話し合う学生たち=7日、西原町・沖縄キリスト教学院大学 ネパール人労働者への聞き取り調査について話すダハルさん=7日、西原町・沖縄キリスト教学院大学

 学生は冬休みの課題として外国人労働者の現状を調べた。新聞報道などから全国の自殺者・失踪者数や、最低賃金以下など過酷な労働環境で働いている実態を挙げた。また、県内の外国人労働者に話を聞いた学生たちは「沖縄は本土より人が優しくて働きやすい。受け入れる姿勢があると聞いた」「漢字より平仮名で書いてほしいようだ」などと報告した。

 大城妃南子さん(21)=浦添市=は、3年前に来日しコンビニで働くネパール人女性から「東京で1年働いたけど、人が厳しくて大変だった。沖縄は人の心が温かくて今は働くことが楽しい」と聞き、うれしくなったという。

 卒業論文のため沖縄のネパール人労働者にインタビューを続けているダハルさんは「外国人労働者は労働環境を打ち明けると『失職して生活できなくなるのでは』と不安が強く、同郷の仲間でも実態を知るのは難しい」と話した。

 入管難民法は、法務省入国管理局の許可を得た留学生に週28時間以内のアルバイトを認めている。それを超えると不法就労になるが、月に学費約5万円、寮費2~3万円程度を払うため「食費や交通費などが足りない」と違法な長時間労働が生まれる背景を説明。「外国人留学生も週に35時間働けるようにしたらどうか。政府も税収が増えるはず」と提案した。