海上基地建設の是非が問われた1997年の名護市民投票。投票台の前で長く立ち止まったままの老夫婦がいた。70代後半か、80代か。男性はつえをつき、動作が緩やかだった。女性はしばらく宙を見上げ、用紙に目を落とした。最後まで迷っている様子だった▼短く言葉を交わし、ようやく書き込んだ2人。