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参院選沖縄:糸数氏周辺でくすぶる、社大党への不満 一方自民側で浮上したのは…

2019年1月11日 14:58

 夏の参院選を巡り、混迷した社大党の候補者擁立は、現職の糸数慶子氏(71)が辞退することで幕引きとなった。今後は、高良鉄美氏(64)の勝利に向けた「オール沖縄」勢力の態勢づくりに焦点が移るが、糸数氏の支持者の間には、社大党の手続きへの不満もくすぶる。(政経部・大野亨恭)

記者会見後、会場を出る糸数慶子氏=10日、那覇市・県市町村自治会館

支持者の声に自信も、労組の支援失う

 「糸数さんを支援することはできない」。9日、糸数氏と面会した労働団体幹部は率直に打ち明けた。糸数氏周辺は出馬断念を決めたのは、「選挙で欠かせない支援組織を失ったこの瞬間だった」と明かす。

 社大党は昨年12月17日、参院選で党として擁立しない方針を糸数氏へ伝えた。だが、糸数氏は「離党してでも出馬する」との強気の姿勢を崩さなかった。

 名護市辺野古を訪問するたびに上がる支持者からの期待の声が自信となった。社大が別候補を擁立しても、最終的には他党から「勝てる候補」として糸数氏に白羽の矢が立つのでは、との認識もあった。

 だが、目算は違った。県内選挙区では、衆参とも各政党の国会議員の「すみ分け」がバランスを保って成り立っている。与党幹部は「どこかが崩れれば、自分たちの選挙区まで影響が出る。社大の議席は社大のもので、社大が決めた候補を支援するだけだ」と静観を決め込んだ。

 参院比例代表で擁立した仲村未央県議(46)とのセット戦術を見据え糸数氏出馬に期待を寄せた社民党も「他党の人選には口を出せない」(幹部)。結果、糸数氏は辞退に追い込まれた。

 だが、糸数氏の支持者の間では「現職議員の意向を尊重すべきだ」と社大への不満が噴出している。社大は高良氏を「誰もが納得する不足のない人材だ」と評価し、自信を見せる。ただ、別の与党幹部は「不満はくすぶり続ける。せめてもの救いは選挙まで半年あることだ」とため息をつく。

自民「現職より戦いやすい」

 一方、自民党からは昨年、知事選に立候補した佐喜真淳前宜野湾市長(54)やシンバホールディングス会長の安里繁信氏(49)、古謝景春前南城市長(63)らの名前が上がっており、1月末には選定したい考えだ。

 自民党関係者は社大の人選に「知名度の高い現職よりは戦いやすい」と冷静な見方を示した。

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