宜野湾市立長田幼稚園の年長組園児と職員がこのほど、97歳のカジマヤーを迎えた市長田区老人クラブかりゆし会の米須清行さんを園に招待し、歌や遊戯、沖縄そばでもてなした。米須さんは「長生きして良かった。子どもたちや職員の気遣いがとてもうれしい」と笑顔いっぱいの表情を浮かべた。

「ヤギおじいちゃん」と親しまれている米須清行さんのカジマヤーを祝った園児たち=宜野湾市長田幼稚園

カジマヤーを迎えた米須清行さん

「ヤギおじいちゃん」と親しまれている米須清行さんのカジマヤーを祝った園児たち=宜野湾市長田幼稚園
カジマヤーを迎えた米須清行さん

 かりゆし会は幼稚園でジャガイモの植え付け指導などを担っている。この日、米須さんが同会の宜野座晃会長と共に到着すると園児らが玄関で「米須のおじいちゃん、カジマヤーおめでとうございます」と拍手で迎えた。園児10人がステージでダンスを披露し祝いの幕開けをした。

 質問タイムでは園児たちから米須さんに「健康のために何をしていますか?」と質問。米須さんは「好き嫌いなくなんでも食べること」と答えた。ほかに「仲間や友達を大事にする」「一番の楽しみは老人クラブでのユンタク(会話)」などと答えた。

 米須さんは戦後いち早く養豚やヤギ飼育に乗り出し、地域の子どもたちから「ヤギおじいちゃん」と親しまれている。「戦争の時は、死んでお国のために役立ちなさいと教えられたが死んでは何にもならない。みんな仲良く助けあうことが地域や人のためになります」と園児たちに伝えた。

 祝宴で振る舞われた沖縄そばには米須さんらの指導で園児たちが栽培したネギが薬味として添えられた。野原信哉副園長は「日頃から子どもたちを見守ってくれているささやかなお礼。子どもたちと共に長寿を祝いたい」と話した。

 同幼稚園の預かり保育担当宮里希見子教諭は「日頃からお世話になっている。ますます元気で園を訪れてほしい」と話した。(翁長良勝通信員)